2010年9月21日〜27日 ミクロネシア連邦のチューク(トラック諸島)に行ってきました。
ここは世界のレックポイントで有名ですが?
アウトリーフも素晴らしく透明度のすごさに驚かされます。
ミクロネシアはすごいです。
何がすごいか?
一言で言うとダイビングエリアの広さです。
こんなメンバーで行ってきました。
伯耆丸 HOUKI−MARU
水深63mに沈んでいます。
ほとんど原型を留めておらず船尾の約50mくらいの部分が残っているだけです。
海底に転がった煙突、船室に道路設備資材やブルドーザーやトラック、爆弾や酒ビンが残?っています。
深度が深いので中・上級者向けです。
日本軍の敗色濃くなった1944年2月17,18の両日、トラック諸島はアメリカ軍に?よる未曾有の大空襲を受けました。
日本の戦艦部隊がトラックを後にした17日、
アメリカ第58任務部隊は数度にわたる空襲をトラックに対し行い、日本軍の基地施設お?よび在泊艦船に対し大きな損害を与えました。
アメリカ軍は第58任務部隊から水上部隊を分派して同島を封鎖にかかり、脱出にかかっ?た艦船を攻撃しました。
2日間の戦闘により日本軍は巡洋艦3 駆逐艦4 潜水艦1 輸送船37 小型艇3 航空機270を失いました。
五星丸(海軍に徴用された貨物船で1931t長さ82m幅12m)
このチューク(トラック諸島)沈船はトラック大空襲(1944年2月17日、18日)?で魚雷攻撃で沈められました。
船首を深場そして左舷を下に沈んでいます。船尾の部分は浅く(約3m)、光りが差し込?めばとても綺麗に見えます。
船荷の魚雷や砲弾を見ることが可能です。
機関室の水深は比較的浅く入り易いですがとても狭くそれなりの経験が必要です。
60年を超える年月は船を一つの珊瑚のコロニーとして美しく自然と調和しているようです。
チュークと言えば沈船があまりに無有名ですが?
世界一の環礁だけあってアウトリーフもすごいの一言!!
この透明度30−50mはいつも抜けています。
インリーフにはイルカが遊び 我々の船と競争します。
自然が素晴らしいと言うことはインフラが整ってないと言う事です。
電気や都市ガスはなく(ホテル等は自家発電)一般住民は雨水が飲料水です。
主食は缶詰?
この素晴らしい海で100divと150divを迎えられたダイバーがいます。
最高の贈り物だったでしょう!
我々日本人は平和が当たり前のように思っている人が多いようです。
私もその一人ですが、60数年前この地で日本の平和を願って散って行かれた人々がおられた事は忘れたらいけない事です。
今の平和に感謝しこの自然を守っていかなくてはなりません!
伊169潜水艦は伊165型潜水艦で、大日本帝国海軍の巡航型潜水艦。
海大V型(かい?だいごがた)基準:1,400トン 常備:1,785トン 水中:2,440トン 全長 104.70m 全幅 8.20m 水上:23.0kt 水中:8.2kt
53cm魚雷発射管 艦首4門、艦尾2門 安全潜航深度:70m
同型艦の伊168は米空母ヨークタウン、護衛駆逐艦ハムマンを撃沈したことで有名です。
伊169は数々の戦歴後、1944年トラック諸島にて事故により乗員を乗せたまま水深?40m付近に眠っています。
事故後 機密保持のため艦首及び艦橋を爆雷により破壊。
戦後、遺骨回収が行われる。
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